山之村は、標高1000mほどの高地にあり、寒暖の差から甘味たっぷりの大根が育てられるそうです。生の大根も試食させていただきましたが、辛味がまったくないあま~い大根にびっくり。
その大根を“もろ”と呼ばれる地下の貯蔵庫に保存し、気温がマイナス10度近くまで下がる1月に掘り起こし、皮を剥き、輪切りにし、たっぷりお湯の入った大釜で茹であげ、串に刺して軒先に干し、飴色の寒干大根になるそうです。
作業にはするには辛い寒さですが、この寒さと風と輝かしい太陽がなければ、この寒干大根の美味しさは生まれないという言葉に感動。
昔は雪に閉ざされて町へ降りていかないため自給自足するのが当たり前だったが、美味しいものが出回るようになり寒干大根も徐々に作り手が減ってきたそうです。
そんな中、この地域の寒干大根が美味しいこと、栄養価が高いことが外部から評価され、郷土食を見直し、大根の品種や、きれいな干し方なども研究されているとのこと。
商品には、レシピのタグも付いていて、いろんな味わい方が紹介されています。
とても興味深いお話でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿